アイヴァン・ライトマン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー、ダニー・デヴィート出演作のツインズを鑑賞したのでつらつらと
あらすじは映画.comからの引用
35年間別々に暮らしてきた似ても似つかぬ双子の兄弟の再会によって巻き起こる騒動を描くコメディ。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョー・メジャックとマイケル・C・グロス、製作・監督は「夜霧のマンハッタン」のアイヴァン・ライトマン、脚本はウィリアム・ディヴィーズとウィリアム・オズボーン、ティモシー・ハリス、ハーシェル・ワイングロッドの共同、撮影はアンジェイ・バートコウィアク、音楽はジョルジュ・ドルリューが担当。出演はアーノルド・シュワルツェネッガー、ダニー・デヴィートほか。
Twins - Movie Trailer - YouTube
点数 50/100
序盤はいい感じのコメディだと思ってたのに
シュワちゃん映画をここ立て続けに見ていてシュワちゃん充している自分ですが、今日鑑賞した映画はツインズ
シュワちゃんにしては珍しくコメディです(どんなアクション映画であろうとコメディになってしまうのですが)
35年間お互いの存在を知らなかった似ても似つかない双子が再開し、兄弟愛、ましてや家族愛について確認させられる作品なんですが…
見た感想としてはストーリーがすごく薄っぺらい
兄弟愛をテーマに描いている作品は数多くありますが、お互いの存在を知らなかったという点で言えばレインマンが思い浮かびました
ロードムービーとしてみても、兄弟愛が芽生えていく過程どちらをとってもとても素晴らしい映画でした
しかし、このツインズ
遺伝子操作によってうまれ、優性遺伝子と劣性遺伝子に分かれて誕生してしまったというテーマならメタルギアソリッドという素晴らしい作品がありますが、そこまで優勢、劣勢の話は特になく、今までの育ちの問題じゃないの?と疑問を持つ点もちらほら
まあ体格は見るからに違いますが
ジュリアス(アーノルド・シュワルツェネッガー)とヴィンセント(ダニー・デヴィート)が成り行きで富を得るために、ある荷物をヒューストンまで車で運ぶということと、その道すがら母を探す旅を兼ねてロードムービーが始まるわけですが、ヴィンセントのガールフレンド姉妹がついてくるもんだからまあ邪魔
2人の純粋な兄弟愛をみたいわけで、研究所を尋ねるときもモーテルに置いてくるわ、母親がいるらしい村に行くのもただついてまわるだけ
しまいにゃ愛想つかれ置いていかれる始末
2人にとって重要なシーンといえば取ってつけたようなラブシーンぐらい
あのときのシュワちゃんの顔はすごくよかったですけどストーリーからしてみればいらなかったなあ
コメディ映画というわりにはそこまで笑えるようなギャグもなく淡々と進んでいくのも見ていて退屈だった
序盤から本編を通して出てくる借金取りのクレイン3兄弟もあっちも兄弟なんだからなんかしらの兄弟愛とかみせたらいいのと思うも、毎回出てきては、あっけなくやられ最後もただ単にボコられそのままフェードアウト
一番最初に出てきた時はジュリアスの強さが引き立つ役割をしていたもののその後はなんのためにいたのかわからない存在に
極めつけは運び屋のウェブスター
顔を見られたから殺すという流れはありがちではあるもののかっこいい感じではあったのに、肝心のブツを渡す相手に会いに行っちゃった時には、特に殺すわけでもなくなんもないんだっていうのがすごく作りとして残念だった
母親と再開するのはまあよしとして、父親の1人にはあったものの6人の父親がいると入っていた割にはそこを探すわけでもなく母親と再会出来たからオッケーみたいな雰囲気は許されないでしょ
とはいっても、研究所で作りの親である教授に会ったことでジュリアスの初めての怒りが見れたり、母親と再開するシーンはやっぱり家族っていいのもだなあとほんのチョビっとではあるが感じられたのはいいし、最初からジュリアスとは正反対に描かれてきて、悪でしかなかったヴィンセントがだんだん心を開いていくさまはとても良かった
アメリカで88年公開ということもありアクションでないシュワちゃんを見れる貴重な映画であると思うし、(演技についてはノーコメント)
なにより、ときたま見せるシュワちゃんのムキムキマッチョの筋肉はすごい
ダニー・デヴィートの憎めない役柄もとてもよかったし、まあ午後ローででもやってたら見ればいいんじゃないかなっていう程度にはおすすめでした
もちろんI'll be backも聞けますし
そういえばラスト・アクション・ヒーロー出てきたアニメのネコ?であるウィスカーズはダニー・デヴィートが声を当ててたんですってね
ではでは