りょーまの休日 好きなものすべて

twitterじゃ伝わらないような"なにか"を多少は考えながら new site https://ryoma.holiday

ワールド・ウォーZ(ネタバレあり)

マーク・フォースター監督、ブラッド・ピット主演・製作のワールド・ウォーZを鑑賞したのでつらつらと

あらすじは映画.comから引用

 ブラッド・ピット主演、「007 慰めの報酬」「ネバーランド」のマーク・フォースター監督のメガホンで、マックス・ブルックスのベストセラー小説を映画化したパニック大作。突如発生した謎のウィルスが瞬く間に世界中へと広がり、各国の政府や軍隊が崩壊状態に陥る。元国連捜査官で、伝染病の調査や紛争国での調停役を務めた経験をもつジェリーは、旧知の仲の国連事務次官ティエリーに呼び出され、ワクチン開発の情報収集のため各国をめぐる調査隊に同行するよう依頼される。ジェリーは妻と娘2人を安全な国連指揮艦の空母にかくまってもらうことを条件に依頼を引き受け、ウィルスの謎を解明するため混乱する世界へ旅立つ。

ワールド・ウォー Z : 作品情報 - 映画.com

 


『ワールド・ウォー Z』予告編 - YouTube

 

点数 68/100

 

なんというか可もなく不可もなくっていう感じですかね

もともと日本向けの予告ではパニックものの映画としか見えない描き方をしてるわけで、この時点で配給会社の意図がね

内容としては狂犬病かなにかが突然変異しちゃい、感染すると人を襲うゾンビになってしまうというありがちなやつ

28日後…を始めとする、最近流行りの走るゾンビですね。

 予告から読み取れるテーマは、家族をとるのか、世界を守るのか、ブラピお父さんはどうする?っていうのかと思ってみたら全然違いました

国連に助けられ、「家族を守りたかったらお前は調査にいけ」と家族を人質にとられ、しぶしぶ調査に向かうっていう内容

しかも、ついていけと言われた"期待の星"があっさり事故死しちゃうんだからあっけにとられますよ

そのあとも、ずっと行き当たりばったりな行動しかとらず、こうだと思ってやってみたら実際それが正解だった展開が多すぎる

なんだかんだあって、実は人間が致死性の病気にかかってると大丈夫なんじゃないかって話になり、ジェリー(ブラピ)自身がやむなく致死性ウイルスを打ってみたらゾンビに気付かれなくなりましたーってそれだけの話

そのシーンは研究施設のB棟に病原菌を取りに行くって言い始めた時から、絶対自分に打って帰ってくるんだろうなあ。っていうのがバレバレなところがなんともまあ

 

今だからできるであろうCGをふんだんに取り入れた街の混乱の様子とか、エルサレムの壁にゾンビ同士が積み重なって壁を超えるとかはとてもいいんですけど、今の目が肥えてしまった人たちからしたら、金かかってるなあって思いのが強くなってしまう印象

かといってゾンビものだからホラー要素が強いのかといったらそうでもなく、ビックリポイントはわざと外して、パニックアクション要素のが強くなってるもんだからうーん

それなのにそこまでアクション要素もなくて、ブラピは一般人なのにまあ強いのな

一応、今まで戦場を国連の調査員として渡り歩いてたっていう過去はあるとしても

 

ここまで王道なストーリーを通してきているのにもかかわらず、この映画通して自分の身近な人が全然死なずにいるから、主人公補正というか絶対大丈夫じゃんっていう安心感があったのがすごく残念だった

あんな大きな飛行機事故起こしても普通に生きてるし、あっさり街まで辿り着いちゃう

どこか主人公が普通の人とは違う、他人事感がずっとでてたんだよなあ

身近な人が死ねばいい、ゾンビになればいいというのを肯定しているわけではないけど、そういうところに人間ドラマって生まれるんじゃないかなと

 

あとは、たまたまアパートにいた家族の子供だけが助かるところとかはいいけど、その子供がその後なんにも関係なくただいるだけになってしまったところも残念

そこで家族の大切さの再確認とかいろいろなかったのかな

 

ゾンビ映画の永遠の課題であるEDは、まあここまで王道できてるからいたって普通な俺たちの戦いはまだまだ続くっていうだけ

まとめてみれば、お金がかかった王道で盛大なゾンビ映画ってだけだったかなあ

 まあ、ロメロ大好きみたいな、コアなファンをターゲットにせずに一般大衆に向けて作ったらこうなりますっていういい例だった

 

それより予告で入ってたゾンビが人間に恋しちゃうウォーム・ボディーズのが気になってしまった。ワールド・ウォーZの予告に入れるの卑怯だろwww

前から気にはなってたけど、すげえ見たくなっちゃった

ウォーム・ボディーズ [DVD]

ウォーム・ボディーズ [DVD]

 

 

ではでは