テレンス・ヤング監督作、チャールズ・ブロンソン主演の夜の訪問者を鑑賞したのでつらつらと
あらすじは映画.comから引用
南仏の或る港町の平和な家庭に突如、訪れた危機。サンペンスいっぱいにその闘いを描く。製作は「告白」のロベール・ドルフマン、監督は「007/危機一発」「暗くなるまで待って」のテレンス・ヤング、リチャード・マシスンの原作をシモン・ウィンセルベルクと「地下室のメロディー」のアルベール・シモナンが共同脚色、撮影は「シェルブールの雨傘」のジャン・ラビエ、音楽は「軍曹」のミシェル・マーニュ、美術をトニー・ローマン等が各々担当。出演は「狼の挽歌」のチャールズ・ブロンソン、「ペルソナ」のリヴ・ウルマン、「ブルー・マックス」のジェームズ・メイソン、ブロンソン夫人で「狼の挽歌」のジル・アイアランド、その他、「アルデンヌの戦い」のミシェル・コンスタンタン、ジャン・トパール、ルイジ・ピスティリ、ヤニック・ドリュールなど。
点数 48/100
監督のテレンス・ヤングといえば、007のドクター・ノオ、ロシアより愛をこめてなど初期の007の監督としてお馴染みです
また原作のリチャード・マシスンといえば、アイ・アム・レジェンドやスピルバーグの出世作の激突!の原作・脚本でお馴染みですね
いきなり話題は変わりますが、ジョジョ3部のホイール・オブ・フォーチュンの回はまんま激突!だなってこないだのアニメ放送時に思ったり
主演のチャールズ・ブロンソンといえば数多くの映画に出演
日本で彼といえばもちろんこちら
マンダム CM (1970年) チャールズ・ブロンソン 男の世界 - YouTube
世代じゃないので、初めて知ったきっかけは浦安鉄筋家族だったり
今回の夜の訪問者ですが、船乗りのジョー(チャールズ・ブロンソン)が過去のある出来事から家族ともども、大きな事件にまきこまれていくという話
過去になんかしらの事があってその人達が訪ねてくると言ったら、シャレードを思い出しました。結果としてみれば、全くの別物でしたが
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序盤のジョーが酒に入り浸りながらもいい男である感じを妻に見せるあたりからの、突然の緊迫感につつまれ、誰かが家に忍び込もうとしているドキドキ感を見せてくれました
ところがどっこい、そのあと過去の因縁があった仲間たちが出てくるものの、なんだか内輪だけの緊張感しかなく、その仲間たちの中でも裏切りがあったりゴタゴタしてるもんだからすごーく残念
終盤までの見せ場が全くと言っていいほどありません
そうは言っても、終盤の流れ弾にあたってしまったロス(ジェームズ・メイソン)が出血しながらもカタンガに向ける銃口とか、山岳地帯での白バイとのカーチェイスシーンはすごく迫力があってドキドキしながら見れました
狼の挽歌でもそうだったけれど、ブロンソンとカーチェイスってすごく似合うなあ
あと山岳地帯で妻と娘が逃げるために、草に火をつけるのは今までに見たことのない逃げ方だったんですごく新鮮味があって驚きましたね
風が出てきたっていうだけであそこまで火は広がるものなんだろうか…っていう疑問は置いといて
家族が人質に取られてしまい、主人公がしぶしぶ従うような作品はたくさんありますが、ここまですぐそばに家族が居て、逆に主人公側が人質をとり、脅すような作品ってなかなかないと思いました
それがいいかどうかは別として…
ロスの愛人、モイラ役のジル・アイアランドはブロンソンの奥さんで狼の挽歌にもでてたんですね。すごく身内。
映画、96時間とかでもそうなんですけどあくまで目安である時間をタイムリミットと捉えてしまうのはなんだかなあといつも思ってしまいますね
ブロンソンの渋さとか、感情をあまり表情に出さないかっこよさなんかが詰まってる作品でしたが、内容としては今ひとつだったかなっていうのが今回の感想でした。
ではでは