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モスラ対ゴジラ(ネタバレあり)

本多猪四郎監督作品であるゴジラ4作目、モスラゴジラを鑑賞したのでつらつらと

解説は映画.comから引用

 「海底軍艦」の関沢新一のオリジナル・シナリオを「海底軍艦」の本多猪四郎が監督した空想怪奇映画。撮影もコンビの小泉一。

モスラ対ゴジラ : 作品情報 - 映画.com

 


モスラ対ゴジラ (1964) 予告編 BD Full HD 1080p [Mothra vs ...

 

点数 77/100

1作目同様、本多猪四郎監督で技術監督が円谷英二さん主人公を宝田さんというなんとも豪華な今作

冒頭の台風のシーンだけでも1964年当時、こんな映像を、ましてや特撮で撮ることができたなって思うほどの迫力。特撮だからこそできるリアルな映像の中にある緻密に作られたセット(例えば名古屋城)がゴジラによって壊されるさまはすごい。

今作もモスラゴジラがただ単に戦い合うのではなく、モスラの卵を利用した興行であったり、その裏で手を引く奴がいたり、政治家先生がやんや言ってきたり、新聞記者が世論を動かそうとしたり、人間不信の話であったり、さまざまなテーマを盛り込んできている点がやっぱりすごいんだよな。

特に人間不信という点では、人間がモスラの住んでいるインファント島を核実験(悪魔の火という表現がめちゃくちゃいい)でめちゃくちゃにしたのにもかかわらず、人間がのこのこやってきてゴジラから助けてくれなんていうんだから、インファント島の人からしたらたまったもんじゃないよね。結局同情でモスラを駆り出してくれたけれども、これから人間不信のない社会をつくろうっていうことは、皮肉ながらも50年経った現代でもそのまま言えることだよね。

インファント島の人たちってみんな小美人みたいな小人でガリバー旅行記みたいになるかと思ったら小美人が特別だったのね。小美人演じるザ・ピーナッツが歌うモスラーヤ、モスラーも健在で楽しい。やっぱり耳に残る。

そしてゴジラの登場シーンはやっぱりカッコいい。

何もない干潟からしっぽが出てきて砂まみれのゴジラ伊福部昭さんのおなじみの音楽とともに登場。そこにガイガーカウンターを向けるとカリカリ音。くっそしびれるね。

工場地帯を破壊しながら名古屋に向かい、前述の通り、名古屋城や電波塔を破壊するんだけれども、目覚めたばっかりでボケてるのかしらないけれども、電波塔にしっぽを引っ掛け自分が電波塔の下敷きになりかけたり、名古屋城のお堀につまずき城に向かって転んだり(この時、城を壊すタイミングを間違い2週間かけて城を再制作し撮り直したらしいですね)1作目と比べて凄くコミカルにゴジラが動いているイメージだったかな。次作以降はシェーしたりするぐらいもっとコミカルですけど。

成虫モスラとの戦闘シーンは成虫モスラがあの短い足でゴジラの尻尾を捕まえ引きずり回していたのはさすがに笑ったな。あと、あの場面は全体的に早回しが多くて見てて疲れた。

今作で好きなゴジラの場面は登場シーンと、逃げ惑う人々の向こうの山からひょっこり顔を出すゴジラ、そして、暗闇の中で攻撃を受け炎に照らされ浮かび上がるゴジラかな。

やっぱりゴジラの黒いフォルムと暗闇と炎って凄くあうんだよなあ。あそこの場面の昼と夜の関係性がよくわからないんだけれども。あれが夜なら1日じゅうモスラの卵にお祈りしてたことになるね。

多分子供が見たら間違いなくトラウマになるであろう孵化シーン。あれはこわい。

インファント島の儀式のムードがただで再怖いのにあんな歌とともにサブリミナル的にへんな仮面像みたいなのを映されたらトラウマになるよ。

次作である地球最大の決戦でもあったように今回も幼虫モスラゴジラに糸を顔射して倒しておしまいっていう、全体の重みからするとあっさりな感じは、どうしてもゴジラには勝てないからそんな感じでいいのかなという程度。次作では1匹だったけれども、今作では2匹の幼虫モスラゴジラ1匹に対して顔射するわけだから3Pだよね。やばいね。

そもそもなんでゴジラは先生と子どもたちのいるあの島に向かったのかは説明ないけどいいんだろうかね。ただ単に製作者の舞台として戦いやすかったからっていう感じが…

 

そんなこんなで本多猪四郎監督の社会風刺だったりモスラゴジラの戦いとしても十分楽しめるモスラゴジラ、おすすめです。

 

 

ではでは