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JM(ネタバレあり)

キアヌ・リーブス北野武ドルフ・ラングレン出演のJMを鑑賞したのでつらつらと

解説は映画.comから引用

 高度情報化社会と化した未来の地球を舞台に、脳にシリコン・チップを埋め込んだ極秘データの配達人、ジョニーの活躍を描いたSFハードボイルド。80年代以後の大きなSFのムーブメント“サイバーパンク”の旗手、ウィリアム・ギブソンの初期短編『記憶屋ジョニイ』(邦訳はハヤカワ文庫『クローム襲撃』に所収)を、自身の脚色で映画化。監督にはMTVやテレビ映画、短編映画『アリーナ・ブレインズ』(V)なども手掛けてきた気鋭のアーティスト、ロバート・ロンゴが当たった。劇中の電脳空間における主人公の描写に、彼の連作集『メン・イン・ザ・シティ』のアートを取り入れている。製作はドン・カーモディ、撮影はフランソワ・プロタットが担当。音楽はマイケル・ダナがスコアを書き、スタッビング・ウェストワード、ボノ&ジ・エッジ(U2)、ロリンズ・バンドなどのロック・アーティストの曲が全編に流れる。未来社会の造形に貢献したビジュアル・コンサルタントは「ブレードランナー」「タイムコップ」のシド・ミードが担当。主演は「スピード」キアヌ・リーヴス。日本人ヤクザの役で「みんな~やってるか!」のビートたけしがハリウッド・デビューを果たしたほか、「ソルジャー・ゴールド」のドルフ・ラングレン、「サバイビング・ゲーム」などで俳優としても活躍するラッパーのアイス・T、本作が映画初出演のテレビ『ビバリーヒルズ高校白書』のディナ・メイヤー、「シシリアン」のバーバラ・スコヴァほか、多彩な顔触れが脇を固める。

JM : 作品情報 - 映画.com

 


Johnny Mnemonic (1995) Trailer - YouTube

 

点数 65/100

 

ウィリアム・ギブスン原作の小説、記憶屋ジョニィの映画化でウィリアム・ギブスンは今作の脚本も務めています。

感想としては95年公開にしては映像がちょっとチープすぎたところがひとつと、いまいち盛り上がれないストーリー。なんだかなあってかんじでした。

内容は一旦置いといて、2021年という時代が舞台でウィリアム・ギブスン

世界といえばもちろんサイバーパンクなわけで。ニュー・アークの裏路地の感じはニューヨーク1997っぽさも感じたり。

人々が機械に頼ってる世界とウィリアム・ギブスンならではのサイバースペースの掛け合い。いくらCGがチープだろうと描かれている世界は凄くかっこいいんだよなあ。

未来が舞台なだけあってハイテクなガジェットの数々に恍惚の表情を浮かべながら鑑賞するのもいいんじゃないでしょうかね。

 

それでもやっぱり低予算っぽさが拭えなくて。1999年に公開されたマトリックスはいま見てもすごく新鮮に見えるのに凄くもったいない。

ストーリーの原因不明の病気NASの話は攻殻機動隊の電脳硬化症の話を思い出させるような作り。でも特に深みはなくて、ジョニィは何とかデータを脳から復号化したあとダウンロードできて、世界のNASに苦しんでる人が救われましたっていうようなオチだからなあ。

それなら冒頭に出てくるスターウォーズ的な説明文読んだらあらすじっていうかこの映画の内容そのまんまだから本編見なくてもいいんじゃないのって感じで。

 

大したアクションもなく、タカハシ(北野武)はあっさりしんじゃうし(まあバトル・ロワイアルの時みたいに生き返って死んでくんですけれど)、カール牧師(ドルフ・ラングレン)はなんかすごいし。ドンパチやってて勝手に死んじゃう。それだけ。

ニューロマンサーだったり、マトリックスみたいな、現実世界と仮想世界どちらからも危機が迫っているっていうような内容だったらもっとハラハラ見れたんだろうなあ。

 

それにしてもこの時代は拡張して160GBの時代だったんだなあ。TS保存してるような人たちはどうしたらいいんだ。

 

橋の下にある基地だったりみんながテレビ電話してる感じだったり、没入(ジャックイン)する感じだったりサイバーパンク要素を楽しむならすごくいいんじゃないでしょうか。最近ニューロマンサーを読んだばかりの自分としてはウィリアム・ギブスンの世界観を十分すぎるほど楽しめた作品でした。

 

 

ではでは