ダンスとサントラが印象的なフラッシュダンスを鑑賞したのでつらつらと
解説は映画.comから引用
ブロのダンサーをめざす19歳の溶接工の愛、友情、そして夢を描く。製作はドン・シンプソンとジェリー・ブラック・ハイマー。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョン・ピータースとピーター・グーバーがつとめている。監督は「フォクシー・レディ」(80)のエイドリアン・ライン。トム・ヘドリーの原案に基づき、ヘドリー自身と「フィスト」のジョー・エスターハスが脚本を執筆。撮影はドン・ピーターマン、音楽はジョルジォ・モロダー、編曲・指揮はシルヴェスター・リーヴェイが担当。主題歌をアイリーン・キャラが歌っている。振付けはジェフリー・ホーナディが手掛けている。出演は四千人のなかから選ばれたエール大学の1年生のジェニファー・ビールス、マイケル・ヌーリー、リリア・スカラ、ベリンダ・バウアー、サニー・ジョンソンなど。82年10月18日、ピッツバーグのロケ撮影で製作を開始し、LAロケを含む3カ月間で主要場面の撮影を終了した。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は戸田奈津子。イーストマン・カラー、ビスタサイズ。1983年作品。
Flashdance - Final Dance - YouTube
点数 65/100
見ようと思ったきっかけとしては、80年台の青春映画として気になったというのとサントラ。なによりもフル・モンティでフラッシュダンスのビデオを見ていたということ。
サタデー・ナイト・フィーバーとかフットルース的な音楽がらみの青春映画イメージで見始めましたがダンスのキレッキレさとかサントラの選曲は素晴らしかったんですけれど、ストーリーが雑すぎて90分しかないのに退屈ですごく長く感じました。
MV風に映画の中で何度も出てくるダンスとその音楽はどれもキレッキレ。見入っちゃいますね。とくに一番最後のオーディションでのダンスは替え玉使ってたとしてもまあかっこいいこと。バレエのオーディションでアレってどうかなとは思いつつ。その前のポリゴンポケモンフラッシュ的なダンスは暗いところで見ちゃダメな奴ですね。この直前に時計じかけのオレンジの予告見てたばっかだったので目が目があああ。
ダンスと音楽はいいんですよ。ええ。
ただ肝心のストーリーが駄目すぎて。
冒頭からいろんな形で夢を見ている人が何人も出てきて、叶わぬ夢もあれば希望を持って旅立つ人もいる。ここまではすごくいいですよね。
ところが、気づけば夢を諦めストリッパーになってるわ、コメディアン目指してたと思ったらすぐ出戻りするわもう少し頑張ろうよ。
現実的には夢をかなえる人なんて、ホント一握りなんだからそれは仕方がないとしてもその後がまったくもって描かれていないもんだからあんたらの存在ってなんなのよってところ。
あとは、主人公アレックス(ジェニファー・ビールス)と溶接工の上司である恋人のニック(マイケル・ヌーリー)の恋愛話の要らなさ。これが一番退屈でした。
中盤まではニックが一方的にアレックスに恋心を抱いていたが、店を出てくるところで絡まれたチンピラを遠くから眺めていただけで恋仲になっちゃうとか
せめて喧嘩して男らしいところみせようよ。
バレエを女と一緒に見ていたことがばれてしまうが、実はそれが元妻だったっていう話も、あっという間に仲直りするもんだからより恋仲が深まったように見せたいんだろうけれど全然そんな風には思えない。
バレエのオーディションについに応募する際に、今までバレエ学校にも通ってなかったアレックスのために裏で手回し。それがバレてしまいまた喧嘩。もうなんなのかわかんない。良くしてもらってた元バレリーナのおばあちゃんが突然なくなり、懺悔したと思ったらオーディション行ってるんだもんな。退屈な恋仲の話を延々と描くなら夢を諦めきれてない自分との葛藤をもう少し描いてもいいんじゃないかと思いました。
「ニックの夢を捨てることは死ぬこと」って言葉だけは良かったです。
オーデションが終わるところでこの映画が終わるのはまあいいけれどメッセージ性はあるにもかかわらずイマイチ納得できない感じでもやもやだけが残る映画でした。
オーディションで堅苦しい審査員がノリノリになってるのはギャグだと思うけれどふれないでおきましょうか。
そんなこんなで、MVとして見るならすごくいいけれど1本の映画としてみるとまだまだまとまりがない話のぶつ切り感が否めない作品でした。
サントラは素晴らしい What a Feeling
- アーティスト: サントラ,マイケル・センベロ,アイリーン・キャラ,シャンディ,ヘレン・セント・ジョン,カレン・カモン,ジョー・エスポジト,ローラ・ブラニガン,ドナ・サマー,サイクルV,キム・カーンズ
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