フォーン・ブースを鑑賞したのでつらつらと
解説は映画.comから引用
「タイガーランド」(00)で批評家の絶賛を浴びたジョエル・シュマッカー監督が、同作で注目を集めて今や出演作続々のコリン・ファレルを主演に描く異色サスペンス。自称一流パブリシストのスチュが、公衆電話の受話器を置いた途端にベルの音が。思わず受話器を取ると、正体不明の人物が彼を脅迫、電話ボックスをライフルで銃撃する。いったい誰が何の目的で? 臨場感溢れる撮影はアロノフスキー作常連のマシュー・リバティック。
点数 65/100
面白く無い訳じゃないんだけどイマイチ記憶に残らないような印象
主人公のスチュー(コリン・ファレル)は自称やり手のメディアコンサルタントで携帯電話片手にアチラコチラに口先で対応をしている場面がでてくるのでこの人がどんな人なのかっていうのがわかりやすく冒頭に描かれているのでつかみはとても良かった。
そこから公衆電話にかかってきた電話に受け答えをしているうちに事態はだんだん大きくなっていってという形式は、ヒッチコック・サスペンスのような、誰にでも起こりえる怖さを描いていてとても面白かった。電話の先の男もどんな目的で自分に話しかけて司令を出してくるのかわからないっていうのも見ていてとても気持ち悪かった。サスペンスならではの視聴者が犯人はだれなんだろうって考えるのも楽しいよね。電話からの司令はダイハード3を思い出したり。
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目の前で売女の用心棒が撃たれて警察が来てからの駆け引きはハラハラするものがあった。犯人のいわれるがままにするしかないのはあの状況じゃしかたないのかなあと自分に当てはめるのもおもしろい。
結果としてゴム弾に打たれることで犯人からの拘束は解かれるわけだけど救急車での会話の気持ち悪さといったら。犯人は全く知らない男(キーファー・サザーランド)でいつでもお前のこと見張ってるからこれから悪いことすんなよオチっていうのはなんか腑に落ちない感じがしたかなあ。
緊張感はそれなりにはあったものの、銃を延々とつきつけられてるって状況が続くとちょっとだるさがあったかな。
警察との緊張感もあったけど、もう少しなんとかしろよと。あんな状況で公衆電話で話していたらなにか事情あるってわかるでしょ。盗聴する方法も逆たんじゃなくて会話内容からまずは推測しないかなあと。あと、ネゴシエーターかわいそう。
誰にでも起こりえるストーリーっていうのと、電話ボックスとその周りで物語が全て完結しているっていうのはすごくおもしろかったけど、何か腑に落ちないところと、警察の無能さと緊張感が持続しない点で記憶には残らない映画化なあと。この手のやつだったら狼たちの午後はよくできてたな。
おわりに。声がキーファー・サザーランドってわからなかったけど吹き替えは大塚明夫さんらしいのでネタバレだなあと。
そんなとこ。
アル・パチーノはいつ見てもかっこいい
ではでは