りょーまの休日 好きなものすべて

twitterじゃ伝わらないような"なにか"を多少は考えながら new site https://ryoma.holiday

今更ながらブレア・ウィッチ・プロジェクト(ネタバレあり)

以前から気になってはいたものの、ホラー・オカルトというジャンルからなかなか手が出せていなかったブレア・ウィッチ・プロジェクトを鑑賞したので感想をつらつらと

あらすじは映画.comより引用です

 モンゴメリー・カレッジの生徒、ヘザー、ジョシュ、マイク。3人は大学の課題のため、バーキッツヴィルに残る伝説“ブレア・ウィッチ(ブレアの魔女)”についてのドキュメンタリー・フィルムの撮影を始める。共同墓地で最初のシーンを撮り終えた3人は、地元の人々にインタビューを開始。彼らは、程度の差こそあれブレア・ウィッチについて聞いたことがあった。翌日、インタビューを終えた3人はブラック・ヒルズの森に入っていく。

 

 

 点数 75/100

モキュメンタリー(ドキュメンタリー風演出)とPOV(ハンディカメラなどの視点で撮られたもの)の走りの映画です

ストーリー自体は殆ど内容はなく、流れが知りたいなら冒頭のインタビューシーンと終盤10分を見ればざっとはわかります

ただそこに至るまでの過程のなんとも言えない感じが終盤の展開にすごく効いてると感じました

まあ中盤ぐらいからの森で迷ったときのヘザーのリーダーっぷりとか、迷っても「これはドキュメントなの」といってハンディカメラをずっと回し続けるのとかマジでぶん殴りてえとしか思いません

その後も地図がなくなったら実はマイクが川に捨てていたとか3人の仲間割れが見ていてなんとも痛々しい

ただそこからのスティックメンを見つけるやら夜にテント周りで不審な声が聞こえる、なにかに襲撃されるとかの展開がすごくドキドキさせられます

 POVの特徴である自分があたかもそこにいるかのような一人称視点というのも相まってずっと"早く朝になれ。夜怖い"っていう思いしかしてませんでしたね

その後も南へ歩き続けるも朝と同じ丸太の橋のところに戻ってきてしまい、今まで強気だったヘザーの弱気な面を見てしまうと、もうこの映画に夢中になってました

ジョシュが朝起きると消えていて、その後テントに近くに歯?と髪の毛のようなものが樹の枝にくるまれてある描写とかはあまりじっくりみせないからこその気持ち悪さが出てました

ジャケットにもなっているヘザーの自撮りによる謝罪と涙と嗚咽の告白

あのシーンはずっと鳥肌たってましたね

目を開けているのも怖いし、目をつぶるのも怖いってすごくいい表現だしもうそれだけで感情もってれますよね

終盤廃墟に行きジョシュらしき声が聴こえるため地下室に行ったところでマイクは誰かに殴られマイクのカメラの映像は終わって、その後ヘザーが後を追うと冒頭のインタビューにあった壁を向いて行われるという儀式をマイクがやっているのが一瞬見えたところでカメラが地面に落ち、映画が終わるいう流れもここで終わりかよではなくて後味悪いからこそのよさというか、いろいろ考えてしまう終わり方でしたね

マイクが壁に向かって立っているのが見てた瞬間に"うわあああああ"ってなってそのまま映画が終わる

なんていい終わり方なんでしょうか

 

もともとが作品背景の説明のためのメディアミックスが充実してる作品なだけあって映画鑑賞後の真相はなんだったんだという気持ちの強さは、他の映画と比べて強くなると思います

DVD特典についてるブレア・ウィッチの伝説というTVドキュメンタリーは作品背景を知るために観るべきだと思います

 

ただ、自分はブレア・ウィッチ・プロジェクトがモキュメンタリーだって知ってたからこその面白さが有りましたが、冒頭の字幕のように実際に起こったこととしてみるとただのオカルトじゃんとしか思えないだろうなとは感じました

 

この手の映画だとパラノーマル・アクティビティなどもそうですが1回冷めちゃうと作品に全く入り込めなくなっちゃうんですよね


パラノーマル・アクティビティ:予告編 - YouTube

 

その点同じPOV方式で撮影されたクローバーフィールドは最初はパニック物ではあるものの怪獣がNYに襲来したらしいという話からこれはフィクションだと割りきって観ることができるからまた別の面白さが生まれるんだろうなと感じました


クローバーフィールド 予告編 - YouTube

 

最近だとクロニクルですかね

超能力を持った少年3人が世界を巻き込んでいく話でしたがあちらは超能力でカメラを浮かして自撮りりさせているという発想の面白さですかね

AKIRAっぽさも感じさせますね


映画「クロニクル」予告編 - YouTube

 

最後の方は関連作品の話になってしまいましたが、なんだかんだ言ってこの世界観に入り込んでしまえばいろんなことを考えてしまうし、ネットの海には様々な考察がのっているので自分なりの楽しみ方を見つけてみてはどうでしょうか

 

ではでは