飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲を鑑賞したのでつらつらと
解説は映画.comから引用
映画史に残る殺人鬼レザーフェイスを生み出したトビー・フーパー監督の「悪魔のいけにえ」(1974)のその後を描く続編として製作された3Dホラー。1973年、米テキサスで凄惨な事件を引き起こした殺人鬼ソーヤー家は、幼子だったヘザーを除いた全員が、駆け付けた保安官と町の男たちにより抹殺された。時は流れ、養父母のもとで大人になったヘザーは、亡くなった祖母から遺産相続の通知を受け取り、自身の知られざるルーツにも興味を抱いたことから、祖母が残した大邸宅へ向かう。しかし、そこには祖母が密かにかくまい、生き延びていたレザーフェイスが待ち受けていた。
飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 : 作品情報 - 映画.com
『飛び出す 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』予告編 - YouTube
点数 70/100
みんな大好きレザーフェイスでお馴染み悪魔のいけにえシリーズ、リメイクを合わせると第7作目に当たります。時系列的には2をなかったコトにした場合の1の続編で、自分も1作目しか見ていません。それを頭においた上でどうぞ
タイトルのレザーフェイス一家っていうけど正確にはソーヤー一家だよねっていうのと、飛びだすっていう響きの滑稽さにはツッコミを入れたら負けになるようなこの感じ。原題はTexas Chainsaw 3Dでシンプルなのにね。別に3D要素いらなかったとは思うけれども。
悪魔のいけにえの直後に一家が自警団によって抹殺され、20年後実は生き残っていた娘であるヘザーが祖母の死とともに事実が明らかになっていくっていう展開
冒頭のあの農家に自警団が火炎瓶投げこむところとか、OPで前作である1作目のおおまかなあらすじを見せた後だから、いいぞやれやれっていう感じはあったものの、だんだんこれやり過ぎじゃねってなっていくところとかすごくいい。
祖母の洋館へ向かうときのガソリンスタンドでヒッチハイカーをバンに乗せるのとかも、1作目オマージュとして凄くいいし、もしヤバイやつだったらどうしようとか、これからこいつらどうなってしまうんだろうっていう展開としてすごく好き。
洋館で隠し扉をみつけ、あの鉄の扉を地下で見つけた時のあのまんま感はすごくよかったし、まさか背後にいるとは思わなかったレザーフェイスには驚かされた。
だんだん明るみになるレザーフェイスの残虐性も前作踏まえた上なので、そこまで多く説明せずに、指をチョキチョキしてたり、相変わらずフックにかけたり、冷蔵庫の中に保存したり、いたるところに1作目オマージュがあるのは見ててとても良かった。
またあの頃はできなかったようなゴア表現もふんだんに取り入れてて、身体真っ二つとか首が落ちてたり、18禁になるのもわかるわ。
ストーリーとしても、自分の家族を殺されたと知ったヘザーが今まで殺されかけていたレザーフェイスと共闘する展開は、最初からわかっていたにしろ燃えるし、みていてとてもシュールだった。
ただ、目には目をっていうけれども、いくらなんでも目の前にいる殺人鬼を放置する保安官はどうかと思ったけどね。
何度も出てくる新聞に乗った写真がどうみても戦犯リストでしかない展開には笑ったなあ。
やっぱりどこかコミカルな動きをするレザーフェイスは愛おしいし、今作では20年後ということもあり、レザーフェイスが老けているのも見てわかるし、それでもあそこまで強いのには惚れ惚れするね
ところで思ったけれども、もともとの悪魔のいけにえが1973年に起きた出来事として、それの20年後が今作であるにもかかわらず、なんでiPhoneだしちゃったんだろう。そのへんのパラレルワールド感は2をなかったコトにするぐらいだしご愛嬌なのかな。iPhoneとハンドガンを構えて歩く警官のだささは異常だった。
よく出来た映画とは言いがたいけれども、74年に1作目が製作された続編を2013年になって直々の続編を作ったことに意義があると思うし、1作目のいろんな人がカメオ出演しているところも凄くよかったです。
そのへんはニコニコ大百科が詳しく書いてあります。
悪魔のいけにえとは (アクマノイケニエとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
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怖いというよりは、いつレザーフェイス出てくるんだろうのドキドキ感のほうが大きかったですが、町ぐるみの一家抹殺はどこか、ホット・ファズにも似たものを感じますし、終わり方もすごく好きでした。
1作目が好きなら見て損はない映画です。
ではでは。